[メディアリリース]ブラインドサッカー男子日本代表チーム、ドイツ遠征優勝!
2025/08/01
NPO法人日本ブラインドサッカー協会(以下JBFA)は、2025年7月24日(木)〜7月29日(火)、ブラインドサッカー男子日本代表チームをドイツで開催された国際親善試合「第18回ブラインドフットボールマスターズトーナメント」に派遣しました。日本代表は各国のクラブチームチャンピオンと対戦し、2日間で4試合を戦い、4勝で優勝という結果となりました。
なお、7月27日の試合で、齊藤悠希選手と林健太選手が日本代表戦初得点をあげました。
8得点で大会得点王になった平林太一選手
- 試合結果 ※キックオフ時間は現地時間
7月26日(土)
第1試合 10:45キックオフ 男子日本代表 4-1 SportAbility Roccaraso(イタリア)
日本の先発メンバー:齊藤悠希、川村怜、高橋裕人、北郷宗大、泉健也
日本の得点者:高橋裕人(第1ピリオド1得点)、平林太一(第1ピリオド1得点、第2ピリオド1得点)、川村怜(第2ピリオド1得点)
第2試合 16:00キックオフ 男子日本代表 4-0 UNADEV Bordeaux(フランス)
日本の先発メンバー:平林太一、齊藤悠希、後藤将起、川村怜、神山昌士
日本の得点者:平林太一(第1ピリオド1得点、第2ピリオド2得点)、川村怜(第2ピリオド1得点)
7月27日(日)
第3試合 10:45キックオフ Real Betis ONCE(スペイン) 0-3 男子日本代表
日本の先発メンバー:平林太一、林健太、後藤将起、高橋裕人、泉健也
日本の得点者:平林太一(第1ピリオド1得点、第2ピリオド1得点)、高橋裕人(第1ピリオド1得点)
第4試合 16:00キックオフ FC Sankt Pauli(ドイツ) 0−8 男子日本代表
日本の先発メンバー:平林太一、齊藤悠希、後藤将起、川村怜、神山昌士
日本の得点者:後藤将起(第1ピリオド1得点)、平林太一(第1ピリオド1得点)、齊藤悠希(第1ピリオド1得点)、川村怜(第1ピリオド1得点)、高橋裕人(第1ピリオド1得点、第2ピリオド2得点)、林健太 (第2ピリオド1得点)
※7月25日(金)にFC Sankt Pauliとはトレーニングマッチを行い7-0で男子日本代表が勝利をしています。
- 最終結果
1位 日本
2位 UNADEV Bordeaux(フランス)
3位 FC Sankt Pauli(ドイツ)
4位 SportAbility Roccaraso(イタリア)
5位 Real Betis ONCE(スペイン)
個人賞
得点王 平林太一(8得点)
- 日本代表 中川英治監督のコメント
「ブラサカファミリーの皆様、パートナー企業の皆様、平素より多大なるご声援とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
本大会は、4泊5日の遠征日程の中で、トレーニングマッチを含む3日間に5試合を予定しておりましたが、実際には飛行機の遅延もあり、より過密なスケジュールのもとでの遠征となりました。そのような状況下においても、選手・スタッフ一同、限られた時間の中で試合に向けた準備を遂行できたことは、事前のプランニングが的確に実施できたからだと考えています。
SportAbility Roccaraso(イタリア)にはイタリア代表選手が5名、UNADEV Bordeaux(フランス)にはフランス代表選手が4名およびベルギー代表選手が1名、Real Betis ONCE(スペイン)にはスペイン代表選手、FC Sankt Pauli(ドイツ)にはイングランド代表選手がそれぞれ在籍しており、各国の代表選手が揃っていました。そうした中で、全5試合で26得点を取ることができたこと、選手をローテーションしながらも戦えたことは、今後に向けて非常にポジティブな成果であったと認識しております。
本遠征の重点課題は、来年のアジア選手権を見据えた「引いた相手への攻撃」および「カウンター攻撃」でありました。その意味において、本大会はその初動として良いスタートを切ることができました。一方で、より堅守を敷くチームに対して、今回の攻撃がどこまで通用するかについては、今後さらなるチャレンジが求められると考えております。
また、本遠征は新たに加わった選手やスタッフにとって、初の代表チームとしての海外遠征となり、国際大会における貴重な経験を積む機会となりました。また、勝利を目指して全力で準備に取り組んだスタッフの姿勢や現場での対応も非常に素晴らしいものであったと感じております。
引き続き、皆様の温かいご声援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。」
- 日本代表 川村怜選手(主将)のコメント
「今大会を振り返りますと、非常にタイトなスケジュールではありましたが、可能な限りの準備を整え、チームとして試合に臨むことができた点は、非常に良かった点と感じております。4試合を通じて相手チームの特徴を理解し、スタイルを改変しながら戦えたこと、さらにメンバー交代を行いながら戦えたことは、チームとしての大きな成長に繋がったと実感しております。
特に、相手陣地においてボールをつなぎ仕掛けてゴールに向かうプレーが非常に多く、一人ひとりの特徴を生かしながらボールをつなげたこと、フィニッシュまでいけたことはとても収穫になったと思います。
今後、さらに強豪国との対戦においては、相手からのマークを分散させつつ、素早くトランジションを行い、攻撃へと移行できるか、また、そうした中でも高精度のパスをつなぎ、フィニッシュまで持ち込むプレーの精度を上げていく必要があると考えております。
今回の成果と課題を、日々のトレーニングに活かし、お互いの特徴や強みを高めていくことでチーム力の底上げに繋げていきたいと思います。」
- ドイツ遠征概要
・大会名:国際親善試合「第18回ブラインドフットボールマスターズトーナメント」
・試合日程:2025年7月26日(土)、27日(日)
・会場: Educational Center for the Blind and Visually Impaired Hamburg (ドイツ・ハンブルグ)
・対戦チーム: UNADEV Bordeaux(フランス国内チャンピオンチーム)、Real Betis ONCE(スペイン国内チャンピオンチーム)、SportAbility Roccaraso (イタリア国内チャンピオンチーム)、FC Sankt Paul(ドイツ国内チャンピオンチーム)
・日本代表派遣メンバー:https://www.b-soccer.jp/news/29481-20250716
- 参考資料
・世界ランキング:https://blindfootball.sport/results-and-rankings/world-rankings/
・競技規則:https://www.b-soccer.jp/news/28109-20250317_rulebook
・過去の戦績:https://www.b-soccer.jp/national_team/japan_man_matchdata
・JBFAのアスリート育成パスウェイ:https://www.b-soccer.jp/jbfa/ftem
リリースのダウンロード
ブラインドサッカー男子日本代表チーム、ドイツ遠征優勝!
本件に関するメディアお問い合わせ先
NPO法人日本ブラインドサッカー協会 広報コミュニケーション室
E-mail:media@b-soccer.jp 電話番号:03-6908-8907
協会ウェブサイト:https://www.b-soccer.jp