目標や希望、仲間を持つきっかけに
ひとくちに視覚障がいといっても、生まれつき全盲の方、最初は見えていたけれど疾病により徐々に視力を失った方、突然のけがや病気で思いがけず視覚障がいを抱えた方など、これまでの道のりは十人十色。それまで打ち込んでいた勉強やスポーツ、趣味や仕事などが思うようにできず、失望した経験がある方は少なくないでしょう。しかし、視力を遮った暗闇の状態だからこそ、誰とでも混ざり合ってできるスポーツがブラインドサッカーです。アイマスクを着けた「見えない」世界の中では誰もが同じフィールドに立ち、感覚を研ぎ澄ませます。仲間の声やボールの音を頼りに、驚くほどアグレッシブなプレーができます。チームの仲間に出会い、日常に楽しみが増えることもあるでしょう。JBFAでは、幼少の頃からブラサカに触れてきた人や、年齢を重ねてから視力を失い、初めてブラサカを体験する方などに向けて、各種プログラムをご用意しています。ぜひ一歩踏み出して、体験してみてください。
ご参加可能なプログラム
JBFAが展開する視覚障がい者向けのプログラムには下記のようなものがあります。視覚に障がいのある高校生以上の方には、経験や運動能力に応じてブラサカを楽しみ、練習する機会があります。不定期で開催しておりますので、下部の最新プログラム、もしくは別途お問い合わせのうえ、ご参加ください。
体験会への参加・クラブチームの見学
高校生以上の視覚障がいの方がはじめてブラインドサッカーを体験する場合は、大会やイベント会場で行われる体験会がおすすめです。予約が必要な場合もありますので、最新情報をチェックしてみてください。
また、高校生以上であればクラブチームへの加入もできるため、近隣で活動しているクラブの見学や体験を申し込んでみるのもおすすめです。クラブチームの情報もチェックしてみてください。
ユーストレセン合宿
対象・参加資格 | 小学校高学年から20歳前後まで、かつ、全盲または弱視の単一障がいの方。 JBFA主催のアカデミー事業への参加実績があり、競技力、人間性、社会性等を育成部が評価し、参加を認めた方。近い将来、ブラインドサッカー(B1クラス)でパラリンピックをはじめ国際大会での活躍を目指す意思のある方。 |
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プログラム内容 | 「2024年に世界一であること」を目指し、年間を通して実施している次世代を担う選手の育成・強化合宿。競技志向の高い児童・生徒向けの練習内容を育成部と代表チーム部が連携して考案し、JBFA認定コーチのもと、パスやシュートなどの基礎練習のほかに、試合を想定した実践的な攻撃および守備の練習を行います。 |
クラブチームへの加入
対象・参加資格 | ― |
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加入について | 主に国内のブラサカのクラブチームは、障がいの有無、視覚障がいの程度に関わらず、中学生から国内の試合に出場できます(国際大会は高校生以上のB1クラス〈全盲から光覚〉の選手が出場可能)。地元のチームに加入して、日常的にブラサカを楽しむことができます。 |