[インタビュー記事]コルジャ仙台FC
2016/07/06
コルジャ仙台FC
チームインタビュー
東北地方唯一のブラインドサッカーチーム、コルジャ仙台FC。サッカーを通じて出会えた仲間との「きずな」を武器に、明るく楽しく活動しています。チームを率いる浦澤真人監督と選手2人に日本選手権への意気込みを聞きました。
記:慶應スポーツ 國分萌々子(広報インターン)
▼浦澤真人監督
――今季、どんなところを特に強化してきましたか?
ポジションごとの個々のスキルアップと、プレーヤーの数を増やすことに力を入れてきました。
――日本選手権前の今、選手に何を求めていますか?
このチームを結成してから5年、プレーヤーやサポートスタッフ、サポートしてくれる企業も増え、体験会や講演にも積極的に参加し、地域とのかかわりも増えました。われわれはさまざまな人のつながりで構成されたチームです。ブラインドサッカーという旗の下、集まった仲間たちは、練習では真剣さと共にいつも笑いが絶えず、その関係は男女、年齢、社会環境を超えた友人です。 そんな皆さんのおかげで、広い東北地方に唯一のブラインドサッカーチームを存続させてくれていること、障がいの有無に関係なく日常で普通に付き合えること、この競技を本当に楽しいと思い誇りを持ってプレーしサポートしてくれること、すべてに感謝の気持ちでいっぱいです。 日本選手権だからといって特別何かが変わるわけでなく、いつもの私たち、いつものコルジャ仙台FCで、年に数回の貴重な実戦を楽しみましょう。喜びも悲しみも共に経験し、人生の大きな思い出になるように。そのために自分のできることを精いっぱいやり、全力を尽くしましょう!
――監督が特に期待している選手は?
参加してくれるすべての選手・サポートスタッフに期待しています。 強いて1人挙げるとすれば、ブラインドサッカーを始めて2年になる庄司知能選手。彼の加入がチームを一つ上の段階に上げてくれました。普段はクールな彼の秘めたる闘志は、チームを奮い立たせます。
――日本選手権でのチームコンセプトは?
攻められたら守りボールを奪い、守りきったら攻めてゴールを奪う、攻守にアクションを起こすサッカーをする。そしてもう一つ、昨年以上の「きずな」をピッチの上で体現します。
――日本選手権での目標と、サポーターへのメッセージをお願いします。
まずは1勝が目標です。目が見えない彼らにとって、チームや名前を呼んでいただけると、とても励みになります。応援してくださる皆さんのためにも、タイムアップまで全力を尽くすと約束します。今年も応援よろしくお願いします!
▼キャプテンの伊藤慎哉選手
――キャプテンの立場で日本選手権に臨む、今の気持ちは?
普段通りのコルジャ仙台FCで勝利を目指します。チーム一丸となり協力して、全力で勝利をつかみたいです。
――キャプテンとして、普段から心がけていることは何ですか?
選手やサポートスタッフのことを常に気にかけています。
――日本選手権に向けて、チームとして、一選手としてそれぞれの目標は?
チームとしては1勝することです。個人としては、過去最大のパフォーマンスを発揮し、応援してくださる方々の気持ちにプレーで応えることです。
▼庄司知能選手
――日本選手権に向けて、一選手としての目標は?
弱気に負けず、全力を尽くすことです。