[インタビュー記事]松戸・乃木坂ユナイテッド
2016/06/24
松戸・乃木坂ユナイテッド
チームインタビュー
松戸ウォーリアーズと乃木坂ナイツの連合チーム。略してMNU(マンユー)。地域の枠を超えた融合が魅力のチームを取材し、葭原滋男選手に大会に向けた意気込みなどを聞いてきました。
記:慶應スポーツ 佐賀裕真(広報インターン)
――ブラインドサッカーを始めた経緯を始めた経緯を教えてください。
学生時代にサッカーをやっていたのですが、(目が)見えなくなってあきらめていました。しかし2002年にブラインドサッカー協会の主催する体験会があることを友達から聞いて、体験したのがきっかけです。
――葭原選手は、ブラインドサッカーのどんなところに魅力を感じていますか?
誰もがボールひとつあれば、障がいに関係なく楽しめることが魅力ですね。とにかく面白いです。自分が学生時代に(サッカーを)やっていたこともあって、青春時代がよみがえります。
――プレーを初めて見たのですが、ボールさばきが見事でした。ボールをうまく扱うためのコツは?
まずは継続的に練習することです。ブラインドサッカーのボールは転がると音が出ますが、音に頼らないのがコツです。今では、音の出ないボールも同じように扱えます。体にプレーが染みついているんです。
――(東京都北区にある)東京都障がい者総合スポーツセンターとブラインドサッカー教室を開催したと聞きました。そのときに感じたことは?
障がい者スポーツの環境がまだまだ整ってないと感じました。視覚障がいを持った方のスポーツセンターへの訪問数も少ないし、まだまだ視覚障がいを持った人が気軽にブラインドサッカーをできる環境がないのだと思います。ブラインドサッカーに関する情報が少ないのが原因だと思います。
――最後に日本選手権に向けた意気込みを聞かせてください。
チームとしてさまざまなことに取り組んできて、今年は今までで一番、優勝に近いチームだと思うので、栄冠を獲得したいです。ブラインドサッカーは一人でやってもどうにもならないので、勝つためには何をすべきかをみんなで考えていきたいです。
――本日は私自身、実際にブラインドサッカーを体験しましたが、非常に難しかったです。しかし、チームの皆さんにプレーをほめていただくなど、サポートしていただき、とてもうれしかったです。インタビューありがとうございました。