日立コンサルティングから出向者を受け入れ
2008/07/03
ニュースリリース
2008年7月2日
日本視覚障がい者サッカー協会
企業と非営利組織の新しいパートナーシップ
日本視覚障がい者サッカー協会が日立コンサルティングより人材支援を受け入れ
日本視覚障がい者サッカー協会(以下JBFA、東京 新宿区)は2008年7月1日より、株式会社 日立コンサルティング(以下日立コンサルティング、東京 港区)より人材の支援を頂く事になりましたのでお知らせします。
JBFAは、「ブラインドサッカー」の普及・発展に務める国内の競技団体として2002年より活動をしてきましたが、財政難から常勤者を雇用することもできず、人材の確保に課題を抱えておりました。今回、日立コンサルティングより同競技の一層の発展を目的に、同社と人材の受け入れに関して契約を締結し、人材支援を頂くこととなりました。
支援内容は、日立コンサルティングの正社員である石井宏幸(いしい・ひろゆき)について、人件費を引き続き同社が保障しつつJBFAに出向するというものです。石井は自身も全盲の視覚障がい者で、ブラインドサッカーにも2001年より関与し、その発展に努めてまいりまいりました。今後JBFAにおいて普及や広報業務、2009年アジア選手権誘致活動などに従事する予定です。
なお、平成19年に内閣府が発表したNPOに関する調査である(http://www.npo-homepage.go.jp/data/)「平成18年度市民活動団体基本調査報告書」でも、有給のスタッフ数は0人が12.2%、5人未満で54.1%と多くの組織が人的な課題を抱えています。JBFAでも、現在、有償スタッフは1名と、常勤として人材を確保する手段を模索しております。
日本視覚障がい者サッカー協会 理事長 釜本美佐子のコメント
「このご支援は、常勤雇用者を生むことが難しかった私たちのニーズに日立コンサルティングが応えてくだったもので、非常に有益な支援となり感謝しております。
また、このような支援のあり方はJBFAのみならず、企業と非営利組織との新しいパートナーシップの試みになると考えております。」
石井宏幸 プロフィール
1972年4月1日生まれ(36歳)。神奈川県出身。日本盲人職能開発センター修了。王手総合人材サービス会社を経て2007年より株式会社 日立コンサルティングに勤務、人事部に所属し障がい者雇用や社内研修などを担当。2002年、視覚障がい者サッカー日本代表選手として国際大会に出場。2003年より日本視覚障がい者サッカー協会の副理事長を務める。
日本視覚障がい者サッカー協会(JBFA)について
国内の視覚障がい者サッカー(ブラインドサッカー)の統括組織として、同競技の普及・発展と競技力の向上に寄与することを目的に活動。理事長は日本サッカー協会副会長の釜本邦茂氏の実体である釜本美佐子(全国視覚障がい者外出支援連絡会会長)が就任。ホームページは、www.b-soccer.jp
本件に関するお問い合わせ
日本視覚障がい者サッカー協会 事務局 松崎英吾
電話 03竏窒U908竏窒W907、ファックス 03竏窒U908竏窒W908
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