[メディアリリース]日本アルコン株式会社と「スポ育」事業パートナーシップ契約を締結
2014/05/08
日本ブラインドサッカー協会(東京都新宿区・理事長 釜本美佐子)はこのほど、日本アルコン株式会社(東京都港区・代表取締役社長 松村誠一郎)と、学校向け体験授業「スポ育」事業のパートナーシップ契約を締結いたしました。契約期間は2014年5月1日から2015年4月30日までの1年間で、協賛金および年2回の社員のボランティア派遣で支援していただきます。
「スポ育」事業は、ブラインドサッカーの普及活動を学校現場の課題解決に応用する形で2010年秋からスタートしました。視覚に障がいのあるブラインドサッカー選手らを講師として派遣し、アイマスクを使って視覚を閉じた状態で、さまざまなワークを行います。ブラインドサッカー用ボールを使う親しみやすい形で、子供たちが視覚障がい者と触れ合うことにより、障がい者の理解や多様な個性の尊重、コミュニケーションなどへの気づきを生み出す、と学校関係者から評価を頂いております。
実施数は年々増加し、2013年4月から2014年3月末までの1年間では、首都圏を中心に過去最多の347件、15,081人に体験授業を提供しました。事業開始から3月末までの累計では、785件、38,126人に上ります。遠隔地などを除いて、学校側は講師の派遣や教材等の経費を負担することはありません。パートナーシップ契約を結んだ企業の協賛金により、このような無償提供が可能になっています。
アイケアにおける世界のリーディングカンパニー「アルコン」の日本法人である日本アルコン株式会社とは、当協会の活動と同社の事業内容との親和性が高く、CSR活動の一環として、2012年より3つの形でご支援を頂いてきました。
(1) 本社所在エリアでの「スポ育」に社員をボランティアとして派遣。目の仕組みや治療の大切さを子どもたちの前で講演
(2) 当協会主催の大会「フィアット カルチョ」に社員を試合会場ボランティアとして派遣。また、併催のチャリティーソサイチ大会に参加し、社員のゴール数に応じてブラインドサッカーボールを当協会に寄付
(3) 社内で古本を集め、「古本パワープロジェクト」を通じて当協会に寄付。
このような両者の関わりを発展させる形で、今回の契約に至りました。
日本アルコン株式会社 代表取締役社長の松村誠一郎氏は本契約について次のように述べています。
「アルコンはアイケアのトータルカンパニーとして、より良い視界を提供し、人々の生活の質向上に寄与することを使命としています。患者様やドクターに革新的な製品をご提供するとともに、アイケアに関連する社会貢献活動に従事することで、私どものミッションの遂行に努めております」
当協会の釜本美佐子理事長は「日本アルコン株式会社様は、当協会のビジョン『ブラインドサッカーを通じて、視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会を実現すること』に共感して頂き、昨年から様々な形でともに活動を行うことで、関係性を深めてまいりました。今回の契約により、両者がさらに力を合わせ、目指す社会課題の解決を進めていきたいと考えています」と話しています。
※ 「スポ育」についての詳細は、下記ウェブサイトをご覧ください。
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