ブラインドサッカー女子日本代表 解散式
2025/12/17
日頃より、弊会活動へのご支援・ご協力、誠にありがとうございます。
日本ブラインドサッカー協会は、2025年12月13日にブラインドサッカー女子日本代表の解散式(非公開)を開催したことを、ご報告いたします。
山本夏幹氏が就任をした2022年1月からブラインドサッカー女子日本代表チームは、IBSA ブラインドサッカーアジア・オセアニア選手権 2022にて優勝、IBSA ブラインドサッカー女子世界選手権 2023に準優勝、IBSA ブラインドサッカーワールグランプリ 2025 in うめきたで優勝、IBSA ブラインドサッカー女子世界選手権 2025にて3位という結果を残し、世界ラインキング1位も記録しました。
<山本夏幹氏のコメント>
私は2022年1月から女子日本代表の監督に就任をしました。まずは、これまでみなさまと一緒に活動ができたこと心から感謝を申し上げます。就任当時、女子日本代表チームを率いることに向き合いながら生活をしていました。それは今日を迎えるまで変わることのない日々でした。
我々、女子日本代表は「ワクワクするブラインドサッカー」を目指して、そのイメージを共有しながら日々活動をしてきました。そして「世界一」という目標、この2つを掲げながらチームマネジメントをしてきました。
2022年、インドで開催されたアジア・オセアニア選手権、2023年には「世界一」をかけた挑戦を初めてさせていただきました。そして2025年、2つの大会がありました。これら全ての大会でメダルを獲得できたことは誇れるものであり、選手自身も誇りを持っていると思っています。それぞれの大会で選手が躍動してくれたことに感謝をしています。
また、チームが目指す姿「ワクワクするブラインドサッカー」は一定程度達成できたと考えています。女子は決して競技人口が恵まれているわけではない、限られた環境のなかで、それでも毎年のように女子プレイヤーが日本代表になりたい、一緒に戦いたいという気持ちをもって仲間に加わってくれたこと、このことは女子日本代表が目指す姿を表すという意味で非常に価値があるものだと思っています。また、5月のワールドグランプリではスタンドからチームに拍手と声援を送ってくれた方たちを見て、試合を観ていた人たちの心も動かせたのだと思っています。
今年10月の世界選手権では3位という結果でした。懸命に戦った結果ですし、日本の現在地を知れた大会であったと受け止めています。まだ完成されたチームではなく、伸びしろのあるチームということも認識ができた大会でした。しっかりとそこに向き合っていきたいと感じています。
「和を以て貴しとなす」という言葉があります。この言葉の意味は単に仲良くしましょうという意味ではないと私は理解しています。女子日本代表チームでいえば、同じ志を共有する者同士、話し合いを持って解決する、ぶつかり合ってでも前に進む、それが私たちにとっては必要だったのではないかと感じています。自他の違いを認めて、仲間を尊重して自分を高め続ける、チームの一員として責任を持って関わり続ける、という姿勢が優勝したアルゼンチンや勝ちきれなかったイングランドと比べて足りていなかったのではないか、と感じており、監督として至らない点だったと感じています。
初心を忘れず、ブラインドサッカーに関わる続ける限りは「視覚障がい者と健常者があたりまえにまざりあう社会」の実現に寄与する人間であり続けることが使命だと感じています。自己研鑽に励んでいきたいと心から思っています。
最後に本当に支えていただいたみなさまには感謝申し上げます。ありがとうございました。
今後は、「さいたま市ノーマライゼーションカップ2026」に向け新体制をスタートするべく、準備を進めてまいります。
引き続き、ブラインドサッカー女子日本代表チームへのご声援を、よろしくお願い申し上げます。





































































