[メディアリリース]ブラインドサッカー体験型企業研修プログラム『OFF T!ME Biz』2024年度(2024年4月～2025年3月)集計 89件3,335名に実施し、実施件数は前年比の129％に

2025/06/04

NPO法人日本ブラインドサッカー協会（以下、JBFA）は、企業・団体を対象としたブラインドサッカー体験型研修プログラム「OFF T!ME Biz（オフタイムビズ、以下、本プログラム）」の2024年度分（2023年4月～2024年3月）の集計を行い、1年間で89件3,335名に実施しましたことをご報告します。2023年度と比較し、実施件数は20件、受講者数は116名増加しました。

JBFAは、企業・団体からのニーズや課題にこたえるサービスとして、ブラインドサッカーの競技に必要不可欠な、コミュニケーション力やチームビルディングなどの要素を学べるプログラムを2012年に開発しました。2014年に「OFF T!ME Biz」と新たに命名して一般に公開し、2024年度までに、累計で750件実施、合計29,792名にご参加いただきました。

本プログラム開始以降、導入企業から多くの継続受注をいただいているほか、人材育成で差別化を図る企業の体験型研修のニーズもあり、大変高い評価をいただいています。これまで、製造業、情報通信業、小売業、金融・保険業、不動産業、医療・福祉業、サービス業など多岐にわたる企業・団体へ実施しており、多様化する社内のコミュニケーションの改善、チームビルディングを学ぶ研修として好評をいただいている以外にも、管理職研修、新人研修、新卒採用プロセスなどにも取り入れていただいています。

2024年度は、特に新入社員研修の依頼が多く寄せられました。また、パリ2024パラリンピック競技大会の報道を通じてブラインドサッカーを知り、チームビルディングに活かせると言った情報をご覧になったという企業からのお問い合わせも増えた一年となりました。

「ブラインドサッカーを通じて視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会を実現すること」をビジョンに掲げるJBFAは、今後もブラインドサッカーを身近に感じていただけるプログラムの開発を続け、人々の生活や人間関係の質が豊かになることに貢献してまいります。

●「OFF T!ME Biz」研修プログラム詳細と申し込み

HP：https://www.b-soccer.jp/ex_program/offtime_biz　よりご確認ください。

※本プログラムに関するお問い合わせ先：arms@b-soccer.jp

※「実施件数と参加者の推移」については本文最後のリンクよりリリースをダウンロードの上ご確認ください。

実施企業からの感想（対面版）　

◆ニチバン株式会社人事部ご担当者様

ダイバーシティ推進と相互理解を育む体験型プログラム

2024年4月、当社ではダイバーシティ推進の一環として、新入社員研修にNPO法人日本ブラインドサッカー協会が提供する体験型プログラム「OFF T!ME Biz」を実施しました。

当社と同協会との関わりは2018年に始まり、2024年から新入社員研修のプログラムとして導入しています。

研修当日、参加者はアイマスクを着用した状態で、音や声を頼りに行うゲーム形式のワークに挑戦しました。視覚に頼らずに情報を受け取り、他者と連携することの難しさと重要性を体感しました。出席した社員からは、「自分から積極的にコミュニケーションを取りに行こうという意識が芽生えた」「人によって言葉の捉え方が異なり、正確に伝えることの大切さを感じた」といった声が聞かれました。

この体験を通じて、ダイバーシティへの理解にとどまらず、参加者同士の信頼関係やコミュニケーションの質が高まる有意義な研修であると実感しました。

また、新入社員同士のコミュニケーションが活性化されたほか、チームビルディングやコミュニケーション力の向上、さらには障碍者理解の促進といった多面的な成果が得られました。

今後も当社は、日本ブラインドサッカー協会との連携をさらに深めながら、「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン」の浸透を進めていきたいと思います。

リリースのダウンロード
ブラインドサッカー体験型企業研修プログラム『OFF T!ME Biz』2024年度(2024年4月～2025年3月)集計　89件3,335名に実施し、実施件数は前年比の129％に