ロービジョンフットサル日本代表 チーム解散及び活動休止に関するご報告
2020/09/30
NPO法人日本ブラインドサッカー協会(以下、JBFA)は、中央競技団体として日本における「ブラインドサッカー」及び「ロービジョンフットサル」の2カテゴリーを統括しております。このたび、統括しているカテゴリーの1つである「ロービジョンフットサル」の日本代表活動を休止することをご報告します。なお、活動再開については現在のところ未定です。
ロービジョンフットサルは、2010年に「ブラインドサッカーB2/B3クラス」という名称で国内のクラブチームおよび日本代表活動を開始。2013年に「ロービジョンフットサル」に名称を変更し、日本代表チームは、ロービジョンフットサル国際大会への出場、年数回の合宿などの活動などを行ってまいりました。最新の活動としては、トルコで開催された「IBSA ロービジョンフットサル世界選手権 2019」(2019年12月7日〜14日)の出場となります。「IBSA ロービジョンフットサル世界選手権 2019」では、派遣予算の不足分を関係者・ファンの皆様の募金でサポートいただき、無事に出場することができました。ご支援をいただき誠にありがとうございました。
「IBSA ロービジョンフットサル世界選手権 2019」出場後、クラブチームも含めたロービジョンフットサル全体の見つめ直しの一環として、代表活動を休止しておりました。新型コロナウイルス感染拡大の影響などにより、現時点では活動再開が難しいと判断し、この度の活動休止の正式報告となりました。なお、2019年末時点で日本代表チーム(強化指定選手及び監督・スタッフ)は解任・解散となっております。今後の予定については現時点では未定となります。
今後再開となった際には、JBFAよりご報告させていただきます。
退任されることとなったロービジョンフットサル日本代表 齋藤友規監督のコメント
退任にあたり、常にベストを尽くした選手・スタッフをはじめ、メディアの皆様や様々な場面でご支援いただいた全ての関係者の方々に、心より感謝申し上げます。
2013年から7年間、世界と勝負ができる選手・組織であることを常に考え、強化と普及における多くの課題と向き合ってきました。そこには様々な葛藤がありましたが、選手・関係者・ファンの皆様と共に前進できたことに、伝えきれないほどの感謝の気持ちが溢れております。
チームの指導においては、代表選手としての振舞い、良い時も悪い時も信念を持つことの難しさ、何より勝利に対してもがき続けた7年間でしたが、2015年の国際大会初勝利、2019年のスペイン戦に勝利した感動と興奮は今でも強く心に残っています。
チーム活動において、ロービジョンフットサル日本代表を応援する会の熊本本部、本庄支部の皆様には、多大なるご支援をいただき、チームの強化、競技の普及に全力で取り組む原動力となりました。また、私たちを家族のように受け入れていただいたことにも厚く御礼申し上げます。
今後は、更なる高みを目指し、しっかりと世界を見据えて活躍していくチームの姿を応援しております。そして、未来への可能性がさらに広がり、夢が叶っていくことを心より祈念しております。
最後になりますが、皆様の応援は本当に大きな力になりました。引き続き、スポーツ人として、学ぶ姿勢を忘れず努力してまいります。未熟な私にこのような機会を与えていただき、誠にありがとうございました。