[メディアリリース]株式会社丸井グループが、国内初のブラインドサッカー専用コート「MARUI ブラサカ！パーク」を6月10日（水）にオープン！～ブラインドサッカー日本代表選手のさらなる活躍と次世代選手の育成を目指して～

2020/06/19

株式会社丸井グループ（東京都中野区、代表取締役社長青井浩、以下、丸井グループ）は、ブラインドサッカー日本代表選手のさらなる活躍と次世代選手の育成を目指し、東京都小平市花小金井の丸井研修センター内に、国内初のブラインドサッカー専用コート「MARUI ブラサカ！パーク（マルイブラサカ！パーク）（以下、本施設）」を6月10日（水）にオープンいたしました。NPO法人日本ブラインドサッカー協会（東京都新宿区、理事長塩嶋史郎、以下、JBFA）は、本施設を競技の強化、育成、普及活動に活用させていただくことで、更なる競技力の向上及び共生社会の実現を目指します。

本施設は、国内初のブラインドサッカー専用コートで、2面設置されており、それぞれ芝の長さが異なるため、出場する大会に合わせて練習を行うことができる環境となっています。2020年6月10日（水）に、ブラインドサッカー男子日本代表チームが、本施設での第一回目となるトレーニングを実施いたしました。

また併設のクラブハウスは、丸井グループとJBFAで対話を重ね、誰でも使いやすいユニバーサルデザインを取り入れていただいています。車いすも入りやすいスロープの設置や、弱視の方も移動しやすいように、「通路の壁は床面から1メートルまでを青にして上部は白くする」「部屋のサインは黒地に白の絵文字にして凹凸をつける」など、コントラストのある色使いや触ってわかる表記となっています。

丸井グループとJBFAは、2009年より、お客さま参加型のブラインドサッカー体験イベントや研修、選手によるマルイ店舗でのお買い物体験イベントなどの実施を皮切りに、共創の取り組みを行ってまいりました。2015年には「サプライサービスパートナー」契約を締結し、ブラインドサッカー男子日本代表及び、女子日本代表が公式の場で着用する、オフィシャルスーツを提供いただいております。また、2017年3月より「パートナーシップ」契約を締結し、活動範囲を拡大してJBFA並びにブラインドサッカー日本代表のさまざまな局面で活動をサポートいただいてきました。この度、本施設でトレーニングをすることが出来るようになったことは、競技力向上に寄与することはもちろんのこと、競技普及活動や丸井グループの研修実施などを通じて、共生社会の実現を目指してまいります。

●ブラインドサッカー男子日本代表主将　川村怜選手のコメント

Q、ブラインドサッカーの専用コートができたことについて、どう感じていますか

A、専用グラウンドが日本で初めてできたことは、歴史的な第一歩だと感じており、競技者としてとても嬉しく思っています。実際に利用してみて、改めて最高の環境を用意していただいたと感じました。

周りの環境が静かなので、トレーニングやプレーに自然に集中ができ、また、二種類のピッチでトレーニングができることで、大会ごとに適応した準備が出来ることは、私たちにとってとてもプラスです。

さらにクラブハウスからコートまでの距離が近いので、選手が1人でも行き来することができるようになると思います。

Q、今後、丸井グループや企業および社会に希望する事はありますか

A、共生社会、ノーマライゼーション、バリアフリー、ダイバーシティなどの言葉が消えた社会が理想だと考えています。そうした社会を実現していく意味で、より多くの方にブラインドサッカーのことを知ってほしいです。ブラインドサッカーは、ゴールキーパーを晴眼者（競技規則上は弱視者も可）が務めており、チームメイトに視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざっている競技であり、理想とする社会の実現に影響を与える競技だと思いますし、自分自身も影響を与える選手になりたいと考えています。

Q、このフィールドをどんな事に活かしていきたいですか

A、日本代表選手の強化だけではなく、競技の普及や育成など、様々なかたちで活用したいです。この場所がさまざまな人たちが混ざり合う場となり、「あの場所に行って帰る頃には、価値観が変わる。」と思ってもらえる、人間性が刺激される、ブラインドサッカーの聖地のような場所になって欲しいと思います。

●JBFA 専務理事兼事務局長松崎英吾のコメント

「MARUI ブラサカ！パーク」の完成にあたり、JBFAが念願としていた専用練習場を実現してくださった丸井グループさまへ心より御礼を申し上げます。

さまざまな心配りが随所に活かされたこのすばらしい施設を、中・長期的な練習拠点としてご提供いただいたことで、ブラインドサッカーの未来に関して思い切り戦略を描くことができるようになりました。今後も、丸井グループさまの共創理念に学び、人を大切にし、それを体現した研修センター内にいただいたこのスペースを、人を育てていく場にしていきたいと思います。また、丸井グループさまとの取り組みを開始して10年が経ちましたが、この間、組合活動でも何度もブラインドサッカーを体験いただいたり、JBFAが企業研修を開始した当初から社内研修に導入いただいたりなど、社員の皆さまにブラインドサッカーを知ってもらう機会を地道にいただいてまいりました。このようなお力添えをいただいた社員の皆さまと、今後も、この場所から、さらに共創し、「次の10年」に向け、一緒に未来を築いていきたいと願っております。

●丸井グループの概要

商号：株式会社丸井グループ

本社所在地：〒164-8701 東京都中野区中野4-3-2

代表電話：03(3384)0101 FAX 03(5343)6615

U R L : https://www.0101maruigroup.co.jp

社長：青井浩

主な関連会社：(株)丸井、(株)エポスカード、(株)エイムクリエイツほか

●JBFA概要

NPO法人日本ブラインドサッカー協会は、日本におけるブラインサッカーの普及と国内の競技の統括を目的に、2002年10月に「日本視覚障害者サッカー協会」として設立されました。2010年8月に「日本ブラインドサッカー協会」に名称変更し、2015年10月にNPO法人化され、「スポ育」「OFF TIME Biz」などダイバーシティ事業も展開。強化中心の従来型スポーツ団体の枠を超えて活動の幅を広げています。

協会HP：http://www.b-soccer.jp/