[メディアリリース]JBFA、ダイヤモンド社とサプライサービスパートナーとして提携～ダイヤモンド社の人材育成事業に”無意識バイアス測定プラットフォーム”「UB-Finder」を提供～

2022/02/09

NPO法人日本ブラインドサッカー協会（東京都新宿区、以下JBFA）は、株式会社ダイヤモンド社（東京都渋谷区、以下ダイヤモンド社）と2022年1月1日付でサプライサービスパートナーとして提携したことをお知らせします。JBFAは、独自に開発した無意識バイアス測定プラットフォーム「UB-Finder」を、ダイヤモンド社の実施する人材育成事業に提供し、ダイヤモンド社はJBFAの人材育成への貢献のために、自社の刊行書籍・雑誌等のサービスをJBFAに提供します。JBFAが「UB-Finder」を企業・団体に提供・提携するのは2件目で、今後もこうした提携を推進していく予定です。

ダイヤモンド社は、創業以来の伝統あるビジネス書を中心とした書籍事業のほか、経済出版社の資産とネットワークを活かして、企業人事部を対象とした人材関連コンテンツの開発にも力を入れており、JBFAが2020年にリリースした無意識バイアス測定プラットフォーム「UB-Finder」を、同社の人材育成事業に採用しました。また、インクルージョン＆ダイバーシティの分野では、「Oriijin（オリイジン） https://promo.diamond.jp/gp/hrs/oriijin/」というメディアを発信しており、JBFAが掲げる「混ざり合う社会」と考え方の親和性が今回のサプライサービスパートナーとしての提携となりました。

JBFAは中央競技団体として、競技・大会事業を行うだけでなく、ブラインドサッカーを活用したダイバーシティ研修やその他の事業を推進し、「ブラインドサッカー（視覚障がい者サッカー）を通じて、視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざりあう社会を実現すること」のビジョンの下活動しています。多様性をマネジメントし、活かしていくことが求められるこれからの時代に「UB-Finder」が多くの企業で求められている、多様性に対応した人材研修として採用され、スポ育、オフタイムに続くJBFAが提供する人材育成研修の柱として育てていき、自主財源獲得に貢献することも期待しています。

株式会社ダイヤモンド社からのコメント

株式会社ダイヤモンド社取締役 HRソリューション事業室長　井上直様

ダイヤモンド社HRソリューション事業室では、2019年より、立教大学経営学部・中原淳教授、武蔵野大学グローバル学部・島田徳子教授の監修のもと、企業・組織の管理職が持つ、ジェンダー・年齢・国籍に関する無意識バイアスの調査研究、そして、その知見を活用した研修コンテンツの開発に取り組んでまいりました。この度の提携は、本事業の推進とよりよいコンテンツの開発・提供に繋がるものです。ダイバーシティ＆インクルージョンに向けた企業・組織の取り組みを後押しし、多様な人々が活躍できる社会の実現に寄与することを期待しています。

・UB-Finderとは

心理学の分野で開発され、幅広く用いられている手法 Implicit Association Test（以下IAT）を活用し、人が障がいや障がい者に対して無意識に持つバイアス（偏見）を数値化・可視化できるプログラム。「UB-Finder」開発の背景には、JBFAのビジョンである「混ざり合う社会の実現」を加速するために、その進捗状況を可視化したり、比較検討可能な数値化などの指標の必要性がありました。「混ざり合う社会」の実現を阻害する心理的要因の1つに障がいや、障がい者への偏見があります。「UB-Finder」では「IAT」を採用することで、このような偏見を無意識レベルで明らかにし、数値化することができます。今後は、障がい者との共生、多国籍人材との協働を目指す職場等での、ダイバーシティ＆インクルージョン推進ツールとしての活用も期待されます。JBFAでは、日本のIAT研究の第一人者である潮村公弘教授（フェリス女学院大学／社会心理学・認知社会心理学）の監修を受けたプログラムを開発し、2019年11月に「障がいや、障がい者への無意識バイアス」に関する調査を行いました。

(調査結果詳細レポート：https://bit.ly/2BHcl9c)

※UB-Finder個人向けテストはこちらのURLから受験可能です： https://www.ub-finder.org/

【関連情報】

認定NPO法人ReBitと日本ブラインドサッカー協会がアライアンスパートナー契約を締結〜人が無意識に持つ偏見を可視化する「UB-Finder」をReBit主催研修で導入〜

https://www.b-soccer.jp/news/16917-20210713

株式会社ダイヤモンド社について

ダイヤモンド社は1913年5月、「経済雑誌ダイヤモンド」の創刊とともに、創業者・石山賢吉によって創立されました。その創刊の辞には、「経済社会の発展に貢献すること」「数字をもって事実を語ること」「グローバルな視点を持つこと」への揺るぎない意志が表れています。爾来百余年、私たちは、経済、産業、経営、投資といったテーマを追いかけ、経済社会を支える方々との対話を重ね、読者の皆様と真摯に向き合って参りました。時代のニーズの変化とともに、自己啓発、教育、実用とテーマを広げながら、雑誌、書籍、オンラインメディアによるコンテンツの提供、また、セミナー、教育事業といったビジネスを展開しております。

特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会（JBFA）について

JBFAは、ブラインドサッカー及びロービジョンフットサルを統括する中央競技団体で、「視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会の実現」をビジョンに掲げ活動しています。競技普及・強化活動と並行して、競技特性を活かした健常者向けのダイバーシティ教育プログラムを展開しています。2018年度朝日スポーツ賞受賞。詳しくは、弊会ホームページ（http://www.b-soccer.jp）をご覧ください。