[メディアリリース]ブラインドサッカー体験型授業「スポ育」2015年度集計 508件21,008人が体験。累計で8万人を突破。
2016/04/11
NPO法人日本ブラインドサッカー協会(以下、JBFA)は、小・中学生を対象とした体験型授業「スポ育」の2015年度分の集計を終え、昨年4月から今年3月末までに、508件(90分の1コマを1件とする)、21,008人が参加したことをご報告します。結果として2年連続で体験者数が2万人を超え、事業を開始した2010年9月からの累計では、1,772件で80,751人が体験したことになります。
2015年度からは大阪府と兵庫県が派遣対象地域となり、両県あわせて85件、3,450人に実施しました。従来の派遣対象地域の宮城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県のほか、福島県、茨城県、静岡県でも実施。対象者別では、小学4年生が11,474人と最も多く、これは小学4年生の国語の授業で点字を習うことが影響していると思われます。地域別では、神奈川県の横浜市が1,790人、川崎市が1,402人と目立っており、東京都では八王子市で913人、練馬区で848人が体験しています。授業以外に、部活動やスポーツ少年団、社会福祉協議会などからの申し込みが多数あり、異なる学年の子供たちが混ざって体験するケースもありました。月別では、一学期の前半と長期休暇期間の申し込みは少なく、9月以降に集中する傾向にあります。(集計の詳細はメディアリリース2枚目に)
「スポ育」は、パラリンピック競技であるブラインドサッカーの要素を用いたダイバーシティ(多様性)教育プログラムであり、視覚をアイマスクで閉じた状態でさまざまなワークショップを行います。子供たちが視覚に障がいのあるブラインドサッカー選手と触れ合いながら、障がい者の理解や多様な個性の尊重、相手の立場に立った声の掛け方などへの気づきを生み出せた、と評価をいただいております(実施先からの感想はメディアリリース3枚目に)。
本事業は、2016年4月現在、6社のパートナーのサポートにより原則無料で実施しています。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、障がい者スポーツへの関心はますます高まっており、近年では受け入れ可能な件数を大きく上回る約1.8倍の申し込みをいただきましたが、派遣する講師の人数やスケジュールの都合上すべての学校で実施することが難しく、心苦しいながらも多くのお申し込みに対し、お待ちいただくかお断りする状況となっています。日本全国からの需要に応えるためには、講師を務める障がい者アスリートの養成と雇用が急務となっており、より多くの企業・団体からのサポートを必要としているのが現状です。JBFAでは、一人でも多くの子供たちがスポ育を体験できるよう、これからも真摯にこの活動に取り組んでまいります。
※「スポ育」の詳細やお申込み方法などは http://supoiku.b-soccer.jp/ をご覧ください。
※集計の詳細、実施先からの感想はメディアリリース3枚目をご覧ください。
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ブラインドサッカー体験型授業「スポ育」2015年度集計
508件21,008人が体験。累計で8万人を突破。
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