[メディアリリース]目をOFFにすると、発見がある ブラインドサッカー体験でコミュニケーション力をアップ 大人向け体験プログラム『OFF TIME』をスタート
2014/02/14
ブラインドサッカーとは、視覚障がい者のサッカーです。この競技では、目の見えない選手と、目の見えるGKやガイド役との円滑なコミュニケーションが欠かせません。そして、健常者もアイマスクをして「見えないスポーツ」を体験すると、体感できる、気づけることが数多くあります。日本ブラインドサッカー協会は、学校向け体験授業『スポ育』で年間300件超、1万2000人以上の子どもたちに障がい者スポーツで学べる機会を提供しています。また、企業研修として、コミュニケーション力、ダイバーシティ(多様性)対応力を上げるプログラムも開発、実績を積んできました。大人向けにも、2年間で約500人を相手にテストイベントを重ね、このほど、18歳以上の社会人や大学生が個人で申し込んで体験できる場を『OFF TIME』と名づけて、東京都新宿区内で定期的に実施することにしました。
今日、パソコンやスマートホンなどの機器に頼ったコミュニケーションが増えています。人間は情報の8割を視覚に頼っていると言われますが、その負担は増す一方です。反面、目の前にいる人に向き合うこと、相手の立場になって伝えることに難しさを感じている人も多いのではないでしょうか。こうした背景を踏まえ、「ブラインドサッカーを通じて、視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会を実現すること」を目指す私たちは、世の中に新しい価値を提供できると信じています。『OFF TIME』もその一環です。
どんなことをする?
視覚に障がいのあるブラインドサッカー選手も講師を務めますが、参加者はサッカーをプレーするわけではありません。ブラインドサッカーの要素である、アイマスクをした人と、していない人が互いに声を掛け合うことを中心に体験型ワークを行います。特に、アイマスクをしていない人は、アイマスクをして見えない状態である相手の立場に立って、いかにわかりやすく伝えられるのかがポイント。声を出すこと、聞くこと、そのタイミングが重要であること、また、自分のコミュニケーションのクセなどに気づいていきます。暗闇の中、他人の声や音だけを頼りに行動することから、信頼感を実感できます。
体験者の声
- 目を閉じて歩くだけで足がすくんでしまった。こんなに簡単に別世界が体験できるのはすごい。
- 声を出すこと、出しすぎないことの大切さやタイミングの難しさを感じました。
- 視覚が閉ざされた時に、仲間の声がすごい安心感を与えてくれた。今までに感じたことのない感覚。
- 普段から、いかに目だけで物事をとらえているか分かりました。他の感覚を磨くことで自分がどう成長するか、みてみたいです。
- チームで行うワークでは、自分がブラインドの状態であることを経験しているので、お互いが当たり前に助け合える感覚が気持ち良かった。
- 初めましてから少しの時間でハイタッチしていた。こんなチームっていいなって思えた。
日本ブラインドサッカー協会のダイバーシティ事業
ブラインドサッカーの楽しさを伝えることを通して、視覚障がい者と交わる具体的な機会を促進する。
お申し込み方法
ウェブサイト http://www.offtime.jp/ からお申し込み下さい。
会場:新宿区新宿NPO協働推進センター
東京都新宿区高田馬場4-36-12
(JR「高田馬場駅」下車徒歩10分)
費用:1回 4000円(税込)
リリースのダウンロード
目をOFFにすると、発見がある
ブラインドサッカー体験でコミュニケーション力をアップ
大人向け体験プログラム『OFF TIME』をスタート
取材の申し込み、及び本件に関するお問い合わせ
日本ブラインドサッカー協会 事務局 (担当:早川)
E-mail: media@b-soccer.jp
協会ウェブサイト:http://www.b-soccer.jp
住所:〒169-0073 東京都新宿区百人町1-23-7 新宿酒販会館2階
電話:03-6908-8907 FAX:03-6908-8908