[メディアリリース]新理事長就任並びに役員体制変更のお知らせ 新理事長に金子久子、副理事長に星加良司、村松邦子、新理事に小山恵美子、髙木友子が就任
2024/10/01
NPO法人日本ブラインドサッカー協会(以下、JBFA)は、2024年9月27日(金)に開催された総会において、2018年から理事長を務めていた塩嶋史郎、2014年より理事を務めていた安達亮の退任および小山恵美子、髙木友子の新理事就任を決定しましたのでお知らせいたします。また、10月1日に開催された理事会において理事長に金子久子、副理事長に星加良司、村松邦子の2名が着任することが決定されました。
塩嶋史郎は、2005年からボランティアとしてブラインドサッカーの活動に関わりはじめ、勤務していたパートナー企業が2006年からJBFAを支援開始したのを機にその関わりは増えていきました。2011年から理事、2012年から副理事長、2018年からは理事長として3期6年の任期を務めました。
塩嶋 史郎 退任コメント
日頃よりブラインドサッカーならびにロービジョンフットサル、協会活動に格別のご理解とご尽力をいただき厚く御礼申し上げます。さて、この度、理事長の任期を終え退任することになりました。大過なく務めることができましたのもこれもひとえに皆さまのご指導、ご鞭撻の賜物と心から感謝申し上げます。新理事長は、全幅の信頼を置く金子久子さんに決まり、バトンタッチいたしました。私は、こよなくブラサカを愛する一人として、今後も微力ではありますが貢献していきたいと思っています。
これまで、皆さまのご協力とご支援のもと様々な取り組みをしてまいりました。スポ育やOFF T!ME、OFF T!ME Bizなどのダイバーシティ&インクルージョン事業の定着、地域リーダープログラムwithブラサカの実施、キッズキャンプ・キッズトレーニング・スポーツ探検隊の継続、有料チケット方式を採用したこと、自国開催の東京パラリンピック初出場、協会創立20周年の記念の日を迎られたこと、新リーグ「LIGA.i ブラインドサッカートップリーグ」の発足、3カテゴリーの日本代表が初めて揃って世界選手権の舞台に立ったこと、パリ2024 パラリンピック競技大会に自力での初出場、選手の発掘・育成から次世代・代表エリートまでの一貫した強化体制「アスリート育成パスウェイ」の構築、アンコンシャスバイアス測定ツールの開発、おたすけ電話相談窓口の開設、同行援護サービス事業の新設など。皆さまとともに歩むことができたことを大変うれしく誇りに思います。現場主義で取り組んできた私にとって、サイドフェンスの無い時代の「人壁」のこと、東京開催のワールドグランプリで当日券のキャンセル待ちの列ができたこと、未曾有のコロナ禍から活動再開にこぎ着けたことなどが頭をよぎります。
JBFAが中央競技団体としての役割機能を果たしていく一方、「競技」と「事業」を両輪に、社会性を持った事業型・課題解決型NPO法人として様々な事業に果敢に取り組んでいくこと、革新的なアイデアや新しいチャレンジを通じて、ブラインドサッカーやロービジョンフットサルの魅力を多くの方々にお伝えしていくことを願ってやみません。
協会のビジョン「当たり前に混ざり合う社会を実現すること」、ミッション「障がいの有無にかかわらず生きがいを持って生きることに寄与する」に向け、ブラインドサッカーというパラスポーツ、ブラインドサッカーに携わるものの役割はとても大きいです。地域リーグ、トップリーグ、日本選手権の3つの柱が同じベクトルに向かってシナジー効果を発揮していくこと。また、世界の舞台においても「強い日本代表」「愛される日本代表」として、さらなる飛躍を期待しています。
あらためて、パートナー企業や協賛各社、メディア各社、行政や自治体、学校、地域の方々、選手、チーム関係者、試合会場にご来場いただいた皆さま、全国の多くのブラサカファン、サポーター、ボランティア、審判団、協会スタッフ、すべてのステークホルダーの皆さまに感謝申し上げます。
末筆となりますが、皆々さまのご活躍とご繁栄をお祈り申し上げます。ありがとうございました。
●新理事長 プロフィール
金子 久子(かねこ ひさこ)
慶應大学卒業後、外資系銀行に勤務。第一子出産後退職し、育児の傍ら障がいの有無に関わらず人々が対等な関係を持てる社会創りを目指すNPO活動に参画。フリーランス通訳業に従事した後2004年にアクサ生命に通訳者として入社、ダイバーシティという言葉が世間でまだ馴染みがなかった2009年、同社初代ダイバーシティ・マネージャーに選任され、障がい者雇用や女性活躍を推進し、社内外にメッセージを発信した。その間JBFAと協働する機会にも恵まれ、2019年にJBFA理事に就任。アクサ損害保険、人材サービス企業、製薬系企業で人事役員を務め、現職は株式会社トライトで執行役員人事本部長。2016年早稲田大学MBA スクール主席卒業、経営学修士。
<理事長就任コメント>
これまで献身的にブラインドサッカーの成長と普及に努めてこられた塩嶋理事長の任期満了に伴い、理事長職を拝命することになりました。大変光栄であると共に、これまで22年間のブラインドサッカーの成長の軌跡や、今後のさらなる発展への挑戦と志を踏まえ、その重責に身が引き締まる思いです。
この度の理事改選で、JBFAの理事・監事メンバーの構成は女性が50%、理事のうち視覚障がいがある方が25%となり、理事会そのものがダイバーシティ&インクルージョンを体現していることを誇らしく思います。私だけでは甚だ心許ないのですが、素晴らしい理事会メンバーや、協会職員、協会外から支援してくださる皆さまと共に、ブラインドサッカーの価値を社会に広める活動に携わることを楽しみにしています。
ブラインドサッカーは、純粋にスポーツ競技としての側面と、障がい者のソーシャルインクルージョンを推進する社会的な側面がありますが、私は専ら後者からブラインドサッカーの世界に入りました。そして今では、スポーツとしてのブラインドサッカーの魅力にも引き込まれています。多くの方にブラインドサッカーを知って、体験して、その魅力を肌で感じていただくために、様々な入口を用意し、機会の種まきをしていきます。皆さま、変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。
●新理事 プロフィール
小山 恵美子(こやま えみこ)
米国アイオワ大学大学院卒業後、和光大学、日本女子大学にて英語の非常勤講師として勤務。現在、アクサ・ホールディングス・ジャパン コミュニケーション&サステナビリティに所属。留学や、障がい者の国際交流を通じて多様性を学ぶNPOスタッフとしての活動経験から、様々な価値観やライフスタイルがあることを実践で学び、人々が広い視野を持って互いを尊重する豊かな社会を、教育現場や企業内で推進してきた。現在は広報業務を通じて、サステナブルな活動への参加を内外に呼びかけている。一般財団法人インターナショナル・ブラインドフットボール・ファウンデーション評議員。
<理事就任コメント>
私がアクサ生命に入社した2009年には、アクサでは既にブラインドサッカー普及の支援をしていました。同僚としてブラインドサッカー選手と話したり、試合の観戦に行ったりする中で、選手や関係者の皆さんのスポーツへの熱意や「混ざり合う社会の実現」に対する本気度をひしひしと感じるようになりました。このたび、進化し続けるJBFAの理事に選任いただいたことを大変光栄に思います。パラアスリートがのびのびとプレーをし、子どもたちが憧れる存在になるような未来に向けて、力を尽くすことができたらと思っています。
髙木 友子(たかぎ ともこ)
大学卒業後、食品メーカーに勤務。販売、商品開発、マーケティングを経験。
祖父の在宅介護をきっかけになにか社会の一員としてできる、明るいお手伝いがしたい、とサービス介助士を見つける。資格取得後「これだ!」と思い、サービス介助士を主催運営していたNPO法人日本ケアフィットサービス協会(現在の公益財団法人日本ケアフィット共育機構)に就職。公益財団法人日本ケアフィット共育機構理事・事務局長、学校法人東杜学園理事、川崎市やさしさの連鎖会議委員。
<理事就任コメント>
改めて振り返るとブラインドサッカーとは長いお付き合いをさせていただいています。ブラインドサッカーのスポ育とケアフィットのおも活のセットで小学生に訪問授業を実施したり、事務作業をご一緒したり、ブラインドサッカーの試合にサービス介助士が常駐するサポートセンター「TASKAL(タスカル)」を初めて設置したり、ある時は評価制度について単刀直入に聞いてみたり……。今まで助けていただいた恩返しの意味も込めて、一緒に混ざり合う社会の実現を目指していきます、身に余る大役ですが、一緒に活動できることがとても楽しみです。どうぞよろしくお願いいたします。
●JBFA理事名簿(2024年10月現在)
理事長(代表理事) 金子 久子
副理事長 星加 良司
副理事長 村松 邦子
専務理事(代表理事) 松崎 英吾
理事 山崎 大祐
理事 西原 茂
理事 小山 恵美子
理事 髙木 友子
監事 今井 泰弘
監事 望戸 真砂江
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新理事長就任並びに役員体制変更のお知らせ 新理事長に金子久子、副理事長に星加良司、村松邦子、新理事に小山恵美子、髙木友子が就任
本件に関するメディアお問い合わせ先
NPO法人日本ブラインドサッカー協会 広報コミュニケーション室
E-mail:media@b-soccer.jp 電話番号:03-6908-8907
協会ウェブサイト:https://www.b-soccer.jp