[メディアリリース]体験型ダイバーシティ教育プログラム「スポ育®」2020年度(2020年4月〜2021年3月)集計 オンライン授業型など新プログラムを追加し10,736人が体験、7月~9月分申し込みを本日10時より開始!
2021/05/06
NPO法人日本ブラインドサッカー協会(以下、JBFA)は、小・中学生を対象とした体験型授業「スポ育」の2020年度分の集計を終え、昨年4月から今年3月までに、307件、10,736人が参加した事をご報告します。2020年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で通常プログラムの提供が難しい中、オンライン授業型や選手による講話など新プログラムを追加し実施しました。2021年7月~9月分の申し込みを本日5月6日(木)10:00からスポ育ホームページで開始いたします。
「スポ育」は、パラリンピック競技であるブラインドサッカーの要素を用いた、体験型ダイバーシティ(多様性)教育プログラムです。内容は講演会や通常の体験会とは異なり、1件あたり90分を基本とし、子どもたち全員が視覚に障がいのあるブラインドサッカー選手と触れ合いながら、視覚をアイマスクで閉じた状態でさまざまなワークを行います。新型コロナウイルス感染症拡大の影響が深刻化し始めた昨年3月以降、通常プログラムを提供することが難しくなっておりましたが、この様な状況下でどの様に子どもたちに障がい者への理解促進や、コミュニケーションの重要性、チームワークの大切さ等の学びを提供できるか検討を重ね、非接触型のオンライン授業版の開発をしました。
初の試みとなったオンライン授業版にも多くの子どもたちに参加いただき、実施先からは通常版と同じように「障がい者、他者への理解、相手を思いやることにつながった」、「自分にできる事を積極的に考えるようになり、ボランティアに参加したいと言う児童が多くいた」等の評価をいただきました。2021年度も引き続きこれまでの通常プログラムに加え、非接触型のオンライン授業版も提供していきます。特にオンライン授業版は、今まで実施エリア外だった地域の子どもたちにもダイバーシティの学びを提供いたします。
コロナ禍の影響でプログラムの提供の一時中断も余儀なくされましたが、スタッフが何度も検討を重ね開発した非接触型プログラムを追加し、2020年度は、307件、10,736人が参加し、事業を開始した2010年9月から累計で16万人を超える子どもたちに体験していただきました。また、2015年秋からは、約19万人が取得している民間資格「サービス介助士」を育成・認定している公益財団法人日本ケアフィット共育機構と事業提携し、「おも活」(おもいやり活動の略)も実施しています。「おも活」とは、学習指導要領も述べられている、心のバリアフリーに欠かすことのできない、“障害の社会モデル”の考えを学ぶ授業です。2021年からは新プログラムとなり、身近な生活から社会の困りごとについて考え、「環境が作り出す困りごと」と「相手の立場」、という両面から気づき、考え、行動する好循環を促します。社会が作り出している障害と、それを解消するためにはどうすればいいのかを、人の多様性を知りながら自ら考え気づく、そしてお手伝いが必要であればお声がけをして、おもいやりの気持ちを行動に移す。自分たちにもできることがあると知ることで、子どもたちの自主性を促す内容となっています。スポ育実施校向けに、2020年度は6件実施いたしました。
本事業は、2021年5月現在、12社のスポ育パートナー企業のサポートにより原則無料で実施しています。2020年度(2020年4月~2021年3月)の「スポ育」活動実績、過去実施件数および体験者数の推移はリリースよりご確認ください。
JBFAでは、一人でも多くの子どもたちにスポ育プログラムを提供できるよう、これからも真摯にこの活動に取り組んでまいります。
- 体験型ダイバーシティ教育プログラム「スポ育」申込概要
内容:体験型ダイバーシティ教育プログラム(事前学習、体験学習、事後学習)
実施地域:関東エリア:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県
関西エリア:大阪府大阪市内、兵庫県(一部)
※オンライン授業型は全国が対象となります
対象:小学校4年生~高校3年生までの学校またはスポーツ団体 ※小学3年生は9月から実施可能
<その他詳細とお申し込み>
・ https://supoiku.b-soccer.jp/
リリースのダウンロード
本件に関するお問い合わせ
NPO法人日本ブラインドサッカー協会 広報室
E-mail:media@b-soccer.jp
協会ウェブサイト:https://www.b-soccer.jp
住所:〒169-0073東京都新宿区百人町2-21-27 ペアーズビル3階