[メディアリリース]ブラインドサッカー体験型授業「スポ育」2018年度集計 458件・15,736人が体験し、累計体験人数が131,166人に
2019/04/18
NPO法人日本ブラインドサッカー協会(以下、JBFA)は、小・中学生を対象とした体験型授業「スポ育」の2018年度分の集計を終え、昨年4月から今年3月末までに、458件(90分の1コマを1件とする)、15,736人が参加したことをご報告します。事業を開始した2010年9月から累計で13万人を超え、2019年3月までに3,092件、131,166人が体験しました。
「スポ育」は、パラリンピック競技であるブラインドサッカーの要素を用いたダイバーシティ(多様性)教育プログラムです。内容は講演会や通常の体験会とは異なり、1件あたり90分、20名から50名までの参加を基本とし、子ども達全員が視覚に障がいのあるブラインドサッカー選手と触れ合いながら、視覚をアイマスクで閉じた状態でさまざまなワークショップを行います。実施先からは、障がい者の理解や多様な個性の尊重、相手の立場に立った声の掛け方などへの気づきを生み出した、子ども達がボランティアについて考え直すきっかけになった、等の評価をいただいております。
本事業は、2019年4月現在、9社のパートナー企業のサポートにより原則無料で実施しています。2018年度は、東北地方での「スポ育」活動拡大を目的に宮城県でコルジャ仙台ブラインドサッカークラブ協力による「スポ育」を開始し、宮城県での実施件数を前年度の3件から7件へと増やしました。
また、2015年秋からは、約14万人が取得している民間資格「サービス介助士」を育成・認定している公益財団法人日本ケアフィット共育機構と事業提携し、視覚障がい者、聴覚障がい者、車いす利用者など、お手伝いが必要とされる人へのホスピタリティあふれる介助の方法を正しく学ぶ授業「おも活」(おもてなし・おもいやり活動の略)も実施しています。スポ育を通して楽しく障がい者と出会い、障がい者への見方が変わった子ども達に「おも活」で介助方法を学んでもらうこれまでにない教育手法で、思いやりの心や考え方などの広がりにつながった、子ども達が今後の生活へ活かそうと意欲が湧いた、と評価をいただいております。スポ育実施校向けに、2015年度は11件、2016年度は21件実施、2017年度は11件、そして2018年度は12件実施致しました。
2018年度のスポ育は、受け入れ可能な件数を大きく上回る申し込みをいただきましたが、派遣する講師の数やスケジュールなど調整が難しく、お待ちいただくかお断りする状況となりました。ご要望に応えるためには、講師を務める障がい者アスリートの養成と雇用が急務となっており、より多くの企業・団体からのサポートを必要としているのが現状です。JBFAでは、一人でも多くの子ども達がスポ育を体験できるよう、これからも真摯にこの活動に取り組んでまいります。
※2010年度から2018年度までのスポ育実施件数および体験者数の推移、2018年度の「スポ育」活動実績、実施先からの感想については下記のメディアリリースをご覧ください。
リリースのダウンロード
ブラインドサッカー体験型授業「スポ育」2018年度集計
458件・15,736人が体験し、累計体験人数が131,166人に
本件に関するお問い合わせ
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