[メディアリリース]ブラインドサッカー体験型企業研修プログラム『OFF TIME Biz』2016年度集計 過去最多のべ70件、3,088人に実施 〜実施件数が昨年比184%へ増加〜
2017/05/09
NPO法人日本ブラインドサッカー協会(以下、JBFA)は、企業・団体を対象とした体験型研修プログラム「OFF TIME Biz(オフタイム ビズ)」の2016年度分の集計を終え、昨年4月から今年3月末までに48企業・団体、のべ70件3,088人に実施しましたことをご報告します。
JBFAは、ブラインドサッカーの競技力向上に伴い培われるコミュニケーションやチームビルディングなどの要素を学べるようプログラム化し、企業・団体からのニーズや課題にこたえるサービスとして2012年に開発。初年度は9件、翌年度は17件と実績を重ね、「OFF TIME Biz」と新たに命名して一般に公開した2014年度は40件、約1,200人、2015年度は38件、1,330人、2016年度は70件、3,088人に体験型研修として実施し、昨年からは32件実施件数が増加しました。
今年度大幅に実施件数が増加した理由は、プログラムに対する高い評価による前年導入企業からの継続受注のほか、人材育成で差別化をはかる企業の体験型研修のニーズへのアプローチによるものです。「OFF TIME Biz」は、これまで製造業、情報通信業、小売業、金融・保険業、不動産業、医療・福祉業、サービス業など多岐に渡る企業・団体へ実施しており、多様化する社内のコミュニケーションの改善、チームビルディングを行う新しい研修としてご好評をいただいております。管理職研修、新人研修、新卒採用プロセスなどにも取り入れていただいています。
実施企業様からの感想
◆ANAホールディングス株式会社 コーポレートコミュニケーション室 上原夏来様
【何故、導入をしたか(研修への期待)】
専門性の高い各々の部門から、さまざまな職種の社員が参加することで、コミュニケーションを通じたチームビルディングについて楽しく理解を深め、組織間の連携強化につながることを期待しました。また、弊社が東京2020大会のオフィシャルエアラインパートナーとしてどのような取り組みをし、一人ひとりの違いや個性を尊重した共生社会の実現に寄与できるか、ブラインドサッカー体験とあわせて伝えることで、パートナーおよびスポンサー企業としての思いや役割の理解とともに、心のバリアフリーについても考えるきっかけとしたく導入をしました。
【研修実施後、どんな変化があったか】
ほぼ初対面のメンバーで実施をしたため直前まで堅い雰囲気でしたが、研修が始まると皆の熱量で部屋の温度が変わりました。「目が見えない=業務の中でお互いへの理解が無い事と同じと考え、明日からコミュニケーションに取り組みたい」「周囲への声のかけ方から変えていきたい」など、前向きな意見が沢山出されました。業務や日常生活でも活かせるコミュニケーションのポイントを参加者一人ひとりが学んだ大変有意義な研修でした。
◆JXTGエネルギー株式会社 人事部人材開発グループ 橋本恭弘様
【何故、導入をしたか(研修への期待)】
障害者-健常者にとどまらないさまざまな違い=多様性の存在する中で、“協調すること”“組織として、違い・多様性を活かして力にすること”を新入社員のうちから学んでほしいと考え、昨年度から新入社員研修カリキュラムの一部として「ブラインドサッカー」を導入し、ダイバーシティという考え方を体験により学んでもらっています。背景には、当社が今後、企業として成長・発展していくためには、多様な考え・価値観・背景を持つ全ての人材が活躍できる環境を整備し、様々な視点から新しいチャレンジを行う会社になっていくことが重要との考え方があります。多様な人材がそれぞれの持つ“違い”を認め、受け入れる素地があれば、その“違い”を組み合わせて相乗効果を生み出していくことが可能になると考えています。
【研修実施後、どんな変化があったか】
ブラインドサッカー体験、各種ワーク、現役選手による講義を通じて、違いを活かすことの大切さ、難しさを感じ取ってもらいました。また、チーム一丸となって一つの目標の達成に向けて役割分担を考えて、PDCAサイクルを回すという、仕事の基本姿勢を身に付けることができました。同時に、新入社員研修序盤に本研修を導入したことで、新入社員同士のチームビルディングにもつながり、以降の研修でもお互いを高め合おうとする意識や姿勢が生まれました。
◆NTTコミュニケーションズ株式会社 システム部 企画部門 元吉 真樹様
【何故、導入をしたか(研修への期待)】
管理職研修と若手社員研修の一部として導入しています。我々は自社サービスを支える社内システムの開発/運用を担当しております。サービスの提供は複数のシステムが連携することで実現されていますが、そこにはシステムだけでなく、システムを担当しているメンバー間の連携が必須です。しかしながら「自分の担当領域はここまで」という発想に陥りがちになってしまうという課題がありました。そこで管理職に対しては、メンバーが担当の枠を超えチームとしてどのように連携していくべきかの気づかいを得る、また若手社員に対しては、メンバーとしてどのように自分からチームに働きかけていく姿勢が必要かを学んでもらう目的で実施をしました。
【研修実施後、どんな変化があったか】
メンバー同士が相手の立場を考え、信頼し合うことで大きな成果があげられること、また目標を具体的に掲げることでモチベーションが一気に上がることを実感しました。これまで4回開催しておりますが、研修後の会場の片づけ(参加者全員で実施)が、研修前の会場準備時と比較して格段にチームワークが良くなることに毎回驚かされます。また、研修後のアセスメントの結果でも「コミュニケーション力」「許容力」などの数値が上がるなど成果を実感しています。こうした成果は時間が経つと日常業務の中で元に戻ってしまうこともあります。今後に向けてはコミュニケーションの重要性に対する意識の定着を狙う、2回目3回目の研修コースにも期待しています。
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ブラインドサッカー体験型企業研修プログラム『OFF TIME Biz』2016年度集計
過去最多のべ70件、3,088人に実施
〜実施件数が昨年比184%へ増加〜
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