B2/3日本代表合宿レポート
2011/1/17
1月8~9日の二日間、東京都文京区の筑波大学附属視覚特別支援学校グランドと文京区立目白台グランドとで、強化部主催のB2B3の代表合宿が開催されました。
4月1日からトルコで開催される世界選手権へ向けた練習会になりました。関西チームの選手を含む、フィールド選手8名・GK2名、合計10名の代表選手が参加しました。
練習相手として、関東の「AC東京」「埼京レッド・ロケッツ」から合せて4名の参加者がありました。
一日目は、パス回しを中心に基礎練習。後半は、マンマークを意識したデフェンスを繰り返し練習しました。
二日目は、ゾーンデフェンスを理解する練習を繰り返し、ゲーム形式練習で確かめました。「まずは守備意識をしっかり持つ」ことを基本にしました。フィールド8名のうち、5名が昨年9月、ソウルでの日韓親善試合を経験しています。
公式戦としては初の世界大会に向けて、お互いの見え方や視野を確認することから練習は始まりました。「パスがズレているからトラップ出来ないよ」「さっきのパスは早すぎる」「このくらいのスピードなら認識出来るよ」そんな会話を積み重ねる中で、パスがつながりだして、「出した後は、内側からもらう動き!」「上がりすぎ」「逆サイドは見えないよ」「B3選手が相手選手の位置を正確に伝えてよ」など「B2B3」特有の声かけになりました。練習後半は選手同士がどうやってお互いに見えない部分を、チームプレイの中で補完しあうかが共通課題の練習になりました。
全員が揃った初の代表合宿は、国際基準に基づいた視力及び視野なので、チーム練習とは違います。日頃は、チーム内の視力が高い選手の指示を受けてのプレイも多い。でも代表では、多くの選手が自ら考え、動きだし、声を出し指示を出すことが求められます。
コーナーキックなどセットプレイの確認には、それぞれのチームのやり方を出し合いながら、時間をかけて複数パターンを確認しました。最後はシュート練習に時間をかけ、2時間超過の練習になりました。今回の代表は、「B2B3」の時代を切り開く選手たちです。「B1」同様温かいご理解と大きな声援をお願い致します。