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「ブラインドサッカーは自由をくれるスポーツだ」
ブラインドサッカーについて問われると、選手達は異口同音にそう答えます。
これまでの視覚障がい者スポーツでは、視覚障害の度合いが重いほど(視力が弱いほど)、動く範囲を限定し、味方や相手と接触することがないように安全性が配慮されていました。
しかし、ブラインドサッカーでは、選手は自分の考えで判断し、ピッチを自由に駆け巡ることができます。ブラインドサッカーは、視覚障がい者が日常では感じることが難しい「動くことの自由とその喜び」を感じる機会を生み出し、彼らが一層の充実感を持った生活を送れることを実現します。
想像してみてください。
アイマスクを着けて「シャカシャカ」と鳴るボールを追いかけて、あなたはどれほどの速さで走ることができるでしょうか?
ボールを足から離すことなくドリブルができるでしょうか?
果たしてシュートを打つことができるのでしょうか?
きっと多くの方は「ある程度」の範囲でしか想像できないでしょう。
「アイマスクをつけて走るって"このくらい"の速さだろう?」
「ドリブルできるといっても"こんなもの"だろう?」
「シュートも"そこそこの"強さだろう?」
プレイを見ればそれが誤解だったことに気がつくはずです。
トップスピードでピッチを走り、キレのあるドリブルで、狙いすましたシュートを放つ。それだけではありません。パスの正確さ、動きながらのトラップ。ディフェンスでの駆け引きや声によるコミュニケーション。そこでは、あなたの想像をはるかに超えるサッカーが展開されています。
ブラインドサッカーはたとえるなら可能性という名の種火です。
この種火に「国際大会に向けての強化」という薪をくべれば、パラリンピックを目指した強化事業になり、どのように選手を育てていくか育成の事業になります。
この種火に「コミュニケーションを密に図りながらチームプレーをする」という薪をくべれば、一般の方々に向けたコミュニケーションのワークショップとなります。
この種火に「強い信頼関係が構築されないとパフォーマンスが高まらない」という薪をくべれば、信頼関係構築からのチームビルディングができます。
この種火に「子どもたちへの教育」という薪をくべれば、障がい者理解の促進に貢献できます。
ブラインドサッカーは、視覚障がい者はもちろん、晴眼者も含め、さまざまな問題や課題に価値を提供する可能性をもつ種火なのです。
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